往復書簡第12便 身体系の新しいジャンルを

北川さま

 

先日はコラボワークショップお疲れさまでした。

参加された親子の方々が賑やかに楽しそうにワークされていましたね。

手前ごとながら、とても良い会ができたように思います。

北川さんの親の上に乗ってバランスを取るワークは、なんだかウチの子どもに響いたみたいで、家に帰っても「北川さんに教えてもらったやつやろう!」とか言ってますよ()

あれはホントに良いワークですね。

私もぜひ何かのときにしっかり取り入れさせていただこうと思います!

 

でも今回お手伝いに駆けつけて下さった方もおっしゃっていましたが、ホントにちょうど良いバランスでお互いのワークが展開できましたね。

「弛め系」から「発散系」そして「手当て系」へと向かう見事なワークの流れは、とても講座前の3分くらいで打ち合わせて決めたとは思えない仕上がりでした()

それぞれのワークの狙いはそれぞれにありながらも、基本のところでやはり通底しているものがあるのか、二人のワークが非常になじんでつながっているように私には感じられました。

 

ところでいきなり質問させていただくんですけど、北川さんって、まったく初めての人に「お仕事何やってるんですか?」と聞かれたときって何て答えているんですか?

私はたとえば「整体やってます」とか答えることもあるのですが、「武術やってます」とか「格闘技やってます」とか答えたりするのでしょうか?

いや何を聞きたいのかと言うと、そういうような説明で自分の行なっていることを語ったりすると、何とも言えない違和感があったりしないかな~ということなのです。

 

私は、整体であれ、ヨガや体操であれ、あるいは武術であれ、いわゆる最近の身体系でホットトピックに挙げられるようなものって、そういうジャンルを超えて通じるものがあるような気がするんですよね。

つまりたとえば整体の中にも武術的な要素があるし、武術の中にも整体的な要素があったりする。もっと言えばプロセスやメソッドが違うだけで目指すものが同じだったりするのではないかとも思うのです。

 

私自身もワークの中に整体的なものから武術的なものまで、良いと思えばどんどん取り入れていって自分の目指すワークメソッドを追求しているわけですが、そのような身体系のワークを知らない人にうまく説明するワードが無いんですよね。

私のやろうとしていることを「整体」というとたぶん誤解されるし、「武術」といってもやはり確実に誤解されてしまう。かといってただ「ボディワーク」と呼ぶとあまりに一般呼称すぎるし、じゃあ新しい造語で「ボディアーツ」とでも呼んだら良いのかとかいろいろ考えるんです。

それはもちろんただのジャンルの名前ですから、整体やっていようがヨガやっていようが武術やっていようが、誰が使っても良い説明として、たとえば「ボディアーツをやってます」と言えるようなそんな言葉ができると良いなと思うのです。

 

いま身体系のムーブメントの中で起こってきている変化って、すでに既存の身体系のワーディングで捉えきれないものがある気がするんですよね。

北川さんのおっしゃるように、いわゆる最近の身体系にはまだまだ子どもクラスが少ないように思いますし、それは「これからの体育」ということを考えたときには、非常にもったいないことだと思うのです。

「子どものからだを育てる」ということを切り口にして考えたときに、整体とか武術とかあるいは他の何であれ、そういうものを超えて「からだが溌剌と、その持っている力を発揮できるよう導く体育」をみんなで考えられるような、新しい概念あるいはスローガンのようなものを打ち出したいのです。

 

ってホントは往復書簡をまとめに入らなければいけないのに、また新しいテーマを振ってしまいましたが…()、ともかくそんなことを思うのですよね。今回のコラボレーションはその模索の一端としてなかなか面白い試みができたように思います。

 

まあそういうことはこれからのテーマと言うか宿題と言うことでも良いのですが、北川さんからもこれからの「子どもの体育」という点で、何かお考えがあればぜひ最後にお聞かせいただけると嬉しゅうございます。

それでは。コラボ講座お疲れさまでした。

 

 

RYO

 

 

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コメント: 2
  • #1

    sextelefon (火曜日, 31 10月 2017 23:20)

    nietyrkoczący

  • #2

    oglądaj ofertę (金曜日, 03 11月 2017 17:50)

    nieprzykaraulenie